【インド新規事業立ち上げ物語】(第146話)国際太陽同盟で照らす明るい未来の話


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては出張の総括動画をご参照

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今回は、インドと再生可能エネルギーを考える上では外せない『国際太陽同盟(International Solar Alliance:ISA)』について触れていきたい。

1.主な目的と活動

ISAは太陽光エネルギーの利用を拡大し、それを通じて持続可能なエネルギーへのアクセスを向上させることを目的とした国際的な組織である。2015年のパリ気候変動会議(COP21)の際に、インドとフランスによって共同で立ち上げられた。「太陽エネルギーの利用促進」「太陽エネルギー技術のコスト削減」、これらを通じた世界中での再生可能エネルギーの普及を目指している。

<ISAが後押ししたいもの>
・太陽エネルギーの普及
・投資
・技術とイノベーション
・能力開発とトレーニング

2.加盟国と対象地域

ISAは太陽光資源が豊富な国々、特に赤道を中心とした熱帯地域の国々に焦点を当てているが、メンバーシップはこれらの地域に限定されず、世界中の国々が参加している。

https://isolaralliance.org/membership/countries
https://isolaralliance.org/membership/signatory

この文章を執筆している時点で、加盟国97ヶ国、署名国118ヶ国となっている(日本は加盟国)。加盟国は太陽エネルギーの潜在力を最大限に活用し、エネルギー安全保障、環境保全、および経済的成長を実現する共通の目標に向けて協力している。

3.重要な成果とプロジェクト

ISAの成果としては、太陽エネルギー分野での各種プロジェクトやイニシアチブが挙げられる。一例としては、太陽エネルギーを利用した照明、農業用ポンプ、ミニグリッドの展開などである。また太陽エネルギーに関する国際的な研究と開発を促進し、太陽エネルギー技術の普及と採用を加速させるための政策と規制フレームワークの開発にも取り組んでいる。

インドの再生可能エネルギーについては第131話でも述べているが、特に太陽光発電は、グローバルな枠組みの中でインドがリーダーシップを発揮しようとしている点で個人的にはとても注目をしている。

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