【インド新規事業立ち上げ物語】(第6話)ビジネスアイディアに価値はない


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はインド出張6日目、ムンバイにて)

1.新しいアイディア

LinkedInの創業者の一人であるReid Hoffmanは次のように述べている。

「ビジネスアイディアに価値はない。」

何か新しい事業を始めるときにビジネスアイディアを思い付くかもしれないが、アイディア自体に価値はない。そのアイディアは既に他の誰かが思い付いているからである。そして、そのアイディアは既に他の誰かが実行しているからである。もし世界中で誰もそれを実行していないのだとすると、それは上手くいかない理由があるのかもしれない。

よく言われることではあるが、この世の中に「新しいアイディア」など存在しないのである。

Facebook以前から、同じ機能を持つMyspaceは存在していた。InstagramのStory機能はSnapchatの模倣でしかない。iPhoneは別に世界で最初のスマートフォンではない。

2.どこに価値があるのか

Reid Hoffmanは次のようにも述べている。

「ビジネスアイディアを思い付いた人は、そのアイディアが盗まれるのを恐れて必死に隠そうとすることがある。ただアイディア自体には価値がない訳なので、それは一切意味のないこと。」

では何に価値があるのか?同じアイディアでも取り組む人によって、誰に相談するのか、どこから優先的に着手するのか、どのように取り組むのかが変わってくる。それが事業の特異性となり、人々に選ばれるか否かの違いへと繋がっていく。

だからこそ私もGoziokiで準備中の新事業である”SALSH”について、またインドでの出張の様子について、積極的に発信するように心掛けているのである。

3.ムンバイに到着

“SALSH”は「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である。「サステナビリティ」「教育」「プラットフォーム」、このどれをとってもそこに目新しさはない。「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」もこの世の中には既に存在している。

ただ、どのネットワークを用いて情報収集を図るのか、事業にどのような強弱を設けて、どの順序で、どのような手法をもって進めていくのか。ここにはGoziokiの独自性が発揮される。

インド出張の前半で訪問したデリーとベンガルールでは、(協力してくれた数多くの人たちのおかげで)本当に多くの示唆を得ることができた。これからムンバイでも色々な人たちに会っていく。たくさんの刺激と気付きが待ち受けていることを期待したい。

“SALSH”自体のアイディアに特異性はないが、それでもGoziokiにしかできない事業の改良や磨き上げは続いていく。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第1話)なぜインド?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第2話)”SALSH”
【インド新規事業立ち上げ物語】(第3話)ESGは贅沢品である。
【インド新規事業立ち上げ物語】(第4話)インドと関わりを持ちたい人たち
【インド新規事業立ち上げ物語】(第5話)インドのシリコンバレーの洗礼