【インド新規事業立ち上げ物語】(第130話)インドの軍事力


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては出張の総括動画をご参照

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昨日(1月26日)、インドのデリーで大規模な軍事パレードが実施された。フランスからは、マクロン大統領も駆け付けている。

今回の投稿では、「インド」と「軍事」について考えていきたい。

1.軍事費世界4位

Statistaの2022年データによれば、インドの軍事費は814億ドルで、アメリカ、中国、ロシアに次いで世界4位。莫大な予算である。

陸・海・空それぞれの軍隊を持っていることに加え、インドは核兵器保有国であることを忘れてはならない。

また昨年8月には無人探査機の月面着陸を成功させている。インドは軍事衛星の開発と打ち上げも積極的に進めていて、宇宙の軍事利用も注目を浴びている。

2.誰と戦うのか

そんなインドの仮想敵国はどこか。あるいは軍事強化の狙いはどこにあるのか。ポイントは4つある。

【国際社会におけるプレゼンス強化】
• 良いか悪いかはともかく、実態として、軍事力は発言力に繋がる部分がある。また2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、「たとえ使わないとしても核は持っておいた方が良い」とする風潮は(残念ながら)強まってしまっている。

【防衛産業】
• 軍事強化は防衛産業の発展に繋がる。これは経済発展、技術革新を伴うものである。

【近隣国】
• 国境を接する中国やパキスタンに対する牽制。

【国内】
• 国内における治安維持、反乱対策のための牽制。

これまでも述べている通り、これから10年間の世界の政治・経済の中でインドはもっとも重要な国になっていくと考えている。その際、「軍事」は切り分けて考えることのできないテーマである。繰り返しになるが、軍事力は発言力である。インドが「軍事」を暴力のための手段ではなく、正しい形で活かし、益々の経済発展を実現していくことを望む。

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