【インド新規事業立ち上げ物語】(第113話)“SALSH”と持続可能なサプライチェーン管理


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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1.サプライチェーンが重要な理由も変わる

『サステナビリティ経営』を考える上で、サプライチェーンの話は避けて通れない。

【インド新規事業立ち上げ物語】(第13話)仮説
【インド新規事業立ち上げ物語】(第101話)「攻め」の『サステナビリティ経営』

サプライチェーンの重要性は、私も「概念的」にはこれまでも理解していた。その後、コロナ禍で中国での生産活動が停止すると、世界のバリューチェーンに多大な影響を与え、2021年から始まる世界的インフレの引き金になっていった。このことにより、我々はサプライチェーンの重要性を身をもって「体感」することとなった。

また政治的にも、2010年代以降続いている「ナショナリズムへの回帰」といった動きがある。「世界はどんどん繋がっていく」と思われていたものが、「分断」の世界へと向かうこともあった。これはサプライチェーンの在り方自体を変えるものである。

2.”SALSH”が果たす役割

このように、コロナや政治といった外部環境から受ける影響も大きいとすると、完璧なサプライチェーンなど構築できるものではない。ただその中でも企業にできることは、透明性を高め、健全な管理を履行し、効率的な資源利用や倫理的な調達プロセスを実現していくことである。

これにより、企業は環境保全、社会的責任、および経済的成長のバランスを達成することができる。

“SALSH”は SaaSとして提供する機能の中で、サプライチェーンの持続可能性を評価、改善、監視することを可能にする。企業は”SALSH”を通じて、サプライチェーン全体の環境的および社会的影響を管理し、改善策を講じることができる。

サステナビリティを意識することはサプライチェーンを意識することであり、サプライチェーンを意識することは会社自体を「守る」ことである(或いは第101話で触れている通り「攻め」の手段にすることも可能)。

このように整理をしていくと、改めて「サステナビリティ経営 = 経営」であることがよく分かる。

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