【インド新規事業立ち上げ物語】(第112話)『サステナビリティ経営』はイノベーションを促すことができるのか?


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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“SALSH”の目的は『サステナビリティ経営』の後押しであり、その先に見据えるものは社員個々人による社会課題の自分ゴト化である。このように最後は「個人」を見据えているのであるが、「企業」の方に視点を戻すと、『サステナビリティ経営』を実現したその先には何があるのか。

今回の投稿では、「イノベーションとの関係性」という切り口で『サステナビリティ経営』を考えていきたい。

1.イノベーションは意図して起こせるのか

今この文章を読んでいる人で「イノベーション」という言葉を聞いたことがない人はおそらくいないであろう。自分が働く会社には「イノベーション」が名前に含まれる部署があるかもしれない。例えば「イノベーション推進部」のように。

ただイノベーションは戦略的に起こすものではなく、結果として得られるものとの見方もある。”SALSH”も企業にとって直接的にイノベーションを促進するツールになり得ないと考えるが、『サステナビリティ経営』を推進するプロセスにおいて、自然とイノベーションが生まれる環境は提供していきたい。

2.”SALSH”のアプローチ

第49話の図も併せてご参照いただきたいが、『サステナビリティ経営』には3つのアプローチが含まれる。

【A】本業をCSVに寄せる
【B】CSRに着手する
【C】CSRをCSVに寄せる

この内、”SALSH”ではまずは【B】、そして先々では【C】の実行をサポートしていく。念のために補足をしておくと、ゴールは『サステナビリティ経営』でありCSVであり、CSRそのものは最終到達点ではない。

3.”SALSH”によるイノベーション誘導プロセス

既に述べてきている通り、”SALSH”は直接的にイノベーションを起こすものではないが、間接的な貢献があるとすれば以下となる。

• サステナビリティに対する新しい視点の提供
• クリエイティブな問題解決
• 市場との連携強化(市場全体が『サステナビリティ経営』の方向を向いているとの前提)
• リソースの効率的活用
• 社内外のコラボレーション

イノベーションは意図して起こせるものではないが、起こるべき場所で起きるものなのかもしれない。

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