【インド新規事業立ち上げ物語】(第114話)密接かつ複雑に絡まり合う社会課題


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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日本企業目線で『サステナビリティ経営』についてここでは日々綴っているが、今回の投稿ではもう少しインドに目線を寄せて書いていきたい。

1.インドの社会課題

以前に(第17話)”SALSH”で取り組みたいサステナビリティ課題といったことを書いたこともあるが、インドでは今、実際にどのようなことが問題となっているのか。

【社会環境に関連した課題】
• 貧困と不平等
• 環境汚染
• 児童労働と労働条件

【社会インフラに関連した課題】
• 教育へのアクセス
• 医療と公衆衛生
• 水資源の管理と水不足
• エネルギーアクセスと持続可能性

【都市開発に関連した課題】
• 農村部の開発(農村部の経済開発とインフラの不足)
• 持続可能な都市開発(急速な都市化に伴う持続可能な都市開発の課題)

【文化に関連した課題】
• ジェンダー格差と女性の権利

2.分かること

このうち「貧困と不平等」の要因を考えると、以下のようなことも見えてくる。

• 経済成長の不均等分配
• 教育へのアクセスの不平等
• 労働市場の構造問題
• 社会的・文化的障壁
• 公共サービスとインフラの不足

この5つを見てもうお分かりと思うが、各要因がそれ単独で社会課題であったりする。つまり、インドにはもちろん様々な社会課題があるが、それぞれは密接かつ複雑に絡まり合っていて、ひとつの課題が別の課題の原因になっている構図なのである。

そしてインドの社会課題を見ていて分かるもうひとつのことは、いかにその内容が日本国内に存在している社会課題と異なるか。このように、まずは日本の外に目を向けることから始めないと、世界の中でサステナビリティを考えていくことなどできない。

Goziokiと”SALSH”では、日本企業の各社が世界に目を向けていくところからお手伝いをしていければと考える。

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<過去記事>
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