【インド新規事業立ち上げ物語】(第68話)Goziokiが信じていること

  • ※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
  • ※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
  • ※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押ししていくことを意図している

+++++

今月も、先月同様、”SALSH”を掲げて色々な人と話をさせてもらっている。VCをはじめとした投資家の方が多いが、前職時代の先輩・同期・後輩から意見をもらうこともある。そして色々な人から意見をもらえばもらうほど、(壁打ちを経て)事業の中身が洗練されていくので、意見を出してくださる全ての方々に感謝である。

 

【気付き1】PDCAであることをちゃんと説明する

プロトタイプ版とはいえ、”SALSH”という具体的なソリューションを提示していると、「本当にそのソリューションがベストなのか?」「プロダクトありきではなく状況をフェアに判断できているのか?」といった指摘を受けることがある。

私としては”SALSH”がソリューションとしてベストであるのか、今の時点で確信はない。ユーザーのニーズ把握も、もっと精度を高めていかなければならないと思っている。ただ何かしらのきっかけがないと前に進んでいくことができない。”SALSH”はPDCAで言うところの「P」に過ぎず、これから「D」に移っていこうとしている段階である。

ただ色々な人に対してプロダクトの説明をしていくと、”SALSH”がGoziokiにとっての「ファイナルアンサー」だと受け止められ、「本当にそのソリューションがベストなのか?」といった指摘に繋がっていく。

私も私で、プロダクトがあるので、そこを中心とした説明になってしまうことが多い。「(PDCAで言うところの)Dに行きたいのでPをした」という点を、上手に説明できるよう努めていかなければならない。

 

【気付き2】マーケットインではないことをちゃんと説明する

「そのサービスはNice to haveではあるが、must haveではないのでは?」との指摘も度々受ける。

第65話でも触れている通り、「課題が認識されている世界」と「課題が認識されていない世界」でこのあたりは変わってくるのではないかと思っている。

課題自体が顕在化していない場合はmust haveなどないこと、Goziokiとしては課題を顕在化させることに狙いがあること、このあたりを私がもっと丁寧に説明していかなければならない。

 

【気付き3】サービス内容を絞る

「一度にたくさんのことをやろうとし過ぎなのでは?」「提供サービスの優先順位が分からない」といった指摘も多い。

自分たちとしては目指すべきゴールがあって、それに対するロジカルなアプローチとして”SALSH”上の各機能がある。ただそれは他の人から見れば「色々やろうとし過ぎて結局よく分からない」と映ることも大変よく分かった。

昨日の投稿でも書いているが、サム・アルトマン氏(Open AIのCEO)も「本当に良いプロダクトはシンプル」と述べている。

サービス内容を絞っていこうと思う。

 

Goziokiが信じていること

このように、毎日無数の意見の波に飲み込まれそうになりながら、それでもGoziokiという船にしがみついて航海を続ける我々であるが、時間が経てば経つほど確信的になっていっている想いもある。

  • • 『サステナビリティ経営』は日本で必ず浸透する
  • • この先10年の世界経済・政治を考えたとき、インドが世界で最も重要な場所

この2つの想いは当初から持っていたが、ここに来て、自分たちの考えを支える柱としては益々太くなってきている。同時に、「インドには投資しない」「ESG関連には投資しない」という考えが一定数あることも分かってきた。

ビジョンを共有できる相手と、未来に向けてまた一歩踏み出せるよう、引き続き努めていく所存である。

#インド #India #新規事業 #新規事業立ち上げ #インド新規事業立ち上げ物語 #第68話 #ベンチャー #ベンチャー経営 #ビジネス #business #Gozioki #環境問題 #環境教育 #サステナビリティ #sustainability #サステナビリティ経営 #サステナビリティ教育 #教育 #education #資金調達 #SALSH

<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第57話)『サステナビリティ経営』急拡大のTipping point

【インド新規事業立ち上げ物語】(第30話)改めて「Why India?」を考える
【インド新規事業立ち上げ物語】(第26話)インドのCSR概念を変えた日本人
【インド新規事業立ち上げ物語】(第6話)ビジネスアイディアに価値はない