【インド新規事業立ち上げ物語】(第56話)資金調達用ピッチブックを更新しながら思うこと


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。

1.「漏れ」と「強弱」

現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている。”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押ししていくことを意図している。

最近では、資金調達フェーズにあるため、日々以下のようなことが行われている。

  • ① ピッチブック資料を用いて関係者に”SALSH”サービスを説明
  • ② 説明を聞いた相手から質問やフィードバックを受ける
  • ③ 受けた質問やフィードバックに基づいて、資料を更新
  • →①に戻る

数日前も「壁打ち」について書いているが、フィードバックを通じて得られる気付きは主に2つある。1つは「漏れ」、もう1つは「強弱」である。

「漏れ」は、説明しておいた方が良いことがそもそも触れられていない場合である。「強弱」は、強調しておいた方が良いことが控え目にしか触れられていない、またはその逆で、相対的重要度が低いと思われることが強調され過ぎている場合である。

2.「筋肉質」な資料を目指して

フィードバックを受けて、自分のピッチブックを更新すると、一時的に情報量が増える。「漏れ」については追記をして、「強弱」の内の弱かった部分についても追記をするからである。ただ情報量が増えると、全体の中で、どの項目がより重要で、どの項目がより重要ではないかのメリハリがはっきりしてくる。

そうすると、全体を見渡したときに重要度が低いと思われるスライドを削除したり、或いは本編から外してAppendix(付録)に回したりして、情報量が減る。この一回増えて、そこから減る、というプロセスを経ることによって、内容はより洗練され、より「筋肉質」になる。

更に、誰かに”SALSH”サービスを説明する際は、ほぼ必ず「時間的制約」がある。このため、こちらとしては伝えたいことはたくさんあるが、「伝える内容を絞らなければ!」と考える。そうすると益々、スライドを削除、またはAppendixに回すことをしようとする。

今月は資金調達強化月間と位置付けているため、上で述べたような作業がしばらく続くと思われる。資料の更新作業を通じては、どんどんと自社サービスの核心に迫っていっている感覚がある。この調子で更に内容をブラッシュアップしていきたい。

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