【インド新規事業立ち上げ物語】(第182話)インドはかつての中国になれない?!


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

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今日、Bloombergに以下の記事があった。

インドはかつての中国のような10%近い高成長見込めず

次のことがポイントのようである。
• インドは今後も経済成長は続けるが、かつての中国のような8-10%水準ではない(6.5-7%水準と予想)
• インドが(かつての中国のように)世界の製造ハブになる可能性は低い
• インドの課題は「インフラ不足」と「未熟練労働者」
• インドは海外からの直接投資をより一層集めていくことになる

人口10億人超国家

世界に人口10億人を超えている国家は2つしかない。ご存知、中国とインドである。そしてこの両者の最大の違いは政治体制の違いである。民主主義と共産主義。

中国は2000年代に入ってから経済成長を加速させ、一気に世界第二位の経済大国まで上り詰めた。これは共産主義体制であったために可能であったと言われていて、民主主義国家であったら、迅速且つ一貫性ある意思決定ができずに、ここまでの成長は遂げられなかった可能性が高い。その間、ポテンシャルとしては差分ないとされたインドは、中国のような経済成長を遂げることはできなかった。

そのインドも、人口が遂には世界一なり、着実にGDPも伸ばし、モディ政権が10年続く(そして更に5年は続くと見られている)中で、ようやくここ数年、その力が発揮されてきた。但し、インドは中国と全く同じ歴史を歩む訳では(もちろん)なく、結果としてが冒頭でBloomberg記事に述べられているようなポイントに収束している。

「目を覚ました眠れる獅子」と表現されるインドは、この先どこに向かうのか?

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