【インド新規事業立ち上げ物語】(第162話)インドと言えばリバース・イノベーション


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

+++++

1.Vijay Govindarajan

アメリカのアイビーリーグ(ハーバード大学やコロンビア大学など全8大学)のひとつであるダートマス大学、そのダートマス大学のビジネススクールであるタック経営大学院、そこでマネジメント、ストラテジー、イノベーションについて教えているのがVijay Govindarajan教授である。同教授は、世界をリードする思想家として、”Thinkers50”で殿堂入りを果たしている。

https://thinkers50.com/biographies/vijay-govindarajan/

Govindarajan教授の功績は枚挙にいとまがないが、今回は同教授の代表的なアプローチである「リバース・イノベーション」について見ていきたい。

「リバース・イノベーション」という言葉は、我々も使うことがあるが、最初にこの概念を提唱したのがまさにGovindarajan教授である。

https://www.diamond.co.jp/book/9784478021651.html

・イノベーションは課題が多い場所で発生しやすい
・従って、先進国よりも発展途上国の方が、イノベーションが起きやすい
・発展途上国で発生したイノベーションを、先進国に移転(reverse)してあげる

もちろん発展途上国よりも先進国の方が、イノベーションを起こすための資金やインフラが整っている。しかし、イノベーションのきっかけとなるアイディアが眠っているのは発展途上国なのである。

2.Bill Gates

話は変わって、今週Bill Gatesがインドを訪問する。同氏がインド訪問をいかに楽しみにしているのかをまとめたのが以下の動画である。

https://youtu.be/WMfGVvZnuBE

実はこの動画を見ながら、私も「リバース・イノベーション」のことを思い出したのである。「インドは多くのイノベーションを生み出す場所になっているな」と再認識した。

そういうこともあって、今回の投稿では冒頭でGovindarajan教授の話をさせてもらった。

Bill Gatesがインドを訪問した後に何を語るのかも楽しみであるが、今まさに世界を動かしているインドからはますます目が話せない。

#インド #India #新規事業 #新規事業立ち上げ #インド新規事業立ち上げ物語 #第162話 #ベンチャー #ベンチャー経営 #ビジネス #business #Gozioki #環境問題 #環境教育 #サステナビリティ #sustainability #サステナビリティ経営 #サステナビリティ教育 #教育 #education #資金調達 #SALSH

<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第125話)開発のアウトソースはスタートアップにとって悪か?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第123話)LPやVCが求める回収の時間軸や期待値はどうなっていくのか
【インド新規事業立ち上げ物語】(第71話)ESG投資は本当に死んだのか?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第57話)『サステナビリティ経営』急拡大のTipping point

【インド新規事業立ち上げ物語】(第26話)インドのCSR概念を変えた日本人
【インド新規事業立ち上げ物語】(第6話)ビジネスアイディアに価値はない