【インド新規事業立ち上げ物語】(第161話)5年後もまだインドでビジネスをしていなかったら


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

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今から5年後のインドはどうなっているか?

もちろん、変化していること、変化していないこと、共にあるであろう。変化すると思われたが変化しなかったこと、変化することが今の時点では予想できなかったこと等々。

その中で、多くのメディアが予想する5年後のインドの姿がある。

GDP世界3位

インドは2022年にイギリスのGDPを抜いた。現在、世界のGDP上位国は次の通りである。

1) アメリカ
2) 中国
3) 日本
4) ドイツ
5) インド
6) イギリス

これが、5年後には次のようになっているとの予想である。

1) アメリカ
2) 中国
3) インド
4) 日本
5) ドイツ
6) イギリス

先が読めない時代にあっても、きっとインドは経済成長を続けるであろうとの見立て。細かな説明はここでは省くが、インドが高成長を維持できるポイントは次のようなところにある。

・人口構造
・経済改革と政策
・デジタル経済の成長
・内需の増加
・グローバル化への参加
・持続可能な開発と再生可能エネルギーへの投資
・教育とスキル開発への投資

そしてインドがGDPで世界3位になる頃には、アメリカ・中国・インド、この三カ国間の政治的関係性にも変化が生じているであろうことは想像に難くない。またその時点でインドとビジネス上の接点を持っているか否かで、グローバルな潮流に上手く乗れるかどうかにも影響がありそうである。

おそらく5年後は我々が思っている以上にすぐに訪れる。その間、インドの経済成長は待ってくれない。ドイツと日本を順にGDPで追い越していくプロセスをただ眺めているのか、それともインドに何か勝機を見出すのか、今我々が取るアクションは、5年後に大きな差分になっていそうだと思うのは私だけであろうか。

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