【インド新規事業立ち上げ物語】(第160話)How India’s population exploded to overtake China’s and what’s next


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

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How India’s population exploded to overtake China’s and what’s next
↑この記事は、インドが中国の人口を超えたときのものである。

ここ数日、【インド新規事業立ち上げ物語】ではインドの様々な課題を、角度を変えながら取り上げている。今回見ていくのは「人口問題」。2023年に人口世界一の国となったインドの労働市場では何が起きているのか。

1.基礎教育の質の不均一性
・地域によって基礎教育の質に大きな差があり、特に農村部では教育の質が都市部に比べて劣っていることが問題である。

2.職業訓練プログラムの不足
・技術や専門職に必要な職業訓練プログラムが不足しており、特に新興分野での高度なスキルが求められる労働市場のニーズに応えられていない。

3.高等教育へのアクセスの不平等
・経済的、地理的な理由で高等教育へのアクセスが限られており、才能ある若者が適切な教育を受けられない場合がある。

4.学校離れの問題
・特に農村部では早期に学校を離れる子どもが多く、これが労働市場でのスキル不足を招いている。

5.女性の教育と就労の機会
・性別による教育と就労の機会の不平等が存在し、女性が高度なスキルを習得する機会が制限されている。

6.デジタルスキルの不足
・IT産業を含む多くの分野でデジタルスキルが必須となっているが、教育システムがこの需要に追いついていない。

7.言語の障壁
・英語などの国際言語の習得が労働市場で有利とされるが、これができる人材は限られており、特に非都市部ではこの問題が顕著。

8.起業家精神とイノベーションの育成
・起業家精神とイノベーションを促進する教育が不足しており、経済成長に不可欠な新規ビジネスの創出が阻害されている。

9.生涯学習の機会の不足
・労働市場の変化に対応するためには生涯学習が重要だが、これを支援するシステムが不十分。

10.地方と都市部の教育格差
・都市部と地方部の間で教育機会に大きな格差が存在し、特に地方部では質の高い教育機関へのアクセスが限られている。

これらの論点は、インドの教育とスキルトレーニングのシステムが直面している多様な課題を浮き彫りにしている。これらの問題に取り組むことは、より多くの若者が高度なスキルを身につけ、インド経済の成長と発展を支えることに繋がっていくと思われる。

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