【インド新規事業立ち上げ物語】(第154話)日印が描く未来: クリーンエネルギーで結ぶ新しい架け橋


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

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日本とインドの両政府は2022年3月に「日印クリーン・エネルギー・パートナーシップ(CEP)」を発表しているが、これを受けての具体的取り組みを簡単に紹介したい。尚、パートナーシップ内容の詳細はこちらから確認できる。

1.アンダマン・ニコバル諸島の電力供給改善プロジェクト

【Who】日本国際協力機構(JICA)とインド政府
【What】再生可能エネルギーを活用した電力供給改善
【Where】アンダマン・ニコバル諸島
【When】CEP締結後に発表
【Why】再生不可能なエネルギー資源に依存する地域のエネルギー源をクリーンなものに転換
【How】再生可能エネルギーを蓄電池に貯蔵し、輸送する技術を用いる

https://www.jica.go.jp/oda/project/2060580/index.html

2.ReNew Power Indiaと三井物産の提携プロジェクト

【Who】ReNew Power India、三井物産
【What】風力発電所、太陽光発電所、蓄電施設の設置
【Where】ラジャスタン州、カルナータカ州、マハーラーシュトラ州
【When】CEP締結後に発表
【Why】再生可能エネルギーの開発を通じたクリーンエネルギーの利用拡大
【How】日印の企業間提携による

https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2022/1243208_13389.html

3.CEPの影響

CEPのような二国間のパートナーシップは、政策対話、技術交流、資金調達の機会拡大などを通じて、クリーンエネルギー関連プロジェクトの実施を促進する役割を果たしていっている。CEPがなければ、これらのプロジェクトは特定の技術や資金調達の面で進展が遅れる可能性がある。その意味でも、二国間のパートナーシップは実施への道を平滑化し、より広範な協力と支援を確保することでプロジェクトの実現可能性を高めることが期待される。

前回投稿に続き、今回も「日本によるインドのサステナビリティへの関与」について述べた。このあたりは今後も更に掘り下げていきたい。

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