【インド新規事業立ち上げ物語】(第136話)インド初のネットゼロエネルギー住宅プロジェクト


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては出張の総括動画をご参照

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Mahindra Edenをご存知だろうか。この動画を見ると、イメージが持ちやすい。

ベンガルールに位置する、Mahindra Lifespacesによって開発された、インド初のネットゼロエネルギー住宅プロジェクトである。現在進行中で、Phase1(272戸)の予定引渡し時期は2025年12月からとなっている。

以下が主だった特徴としてある。

【気候に応じた設計戦略】
• 自然光と換気を最大化するための最適な建物の方向、窓とバルコニーの適切な遮蔽、SRI塗料の使用など、エネルギー効率と居住者の快適性を考慮した設計

【エネルギー効率の高い設備】
• 高性能ガラス、エネルギー効率の高い照明と機器、変動電圧変動周波数(VVVF)エレベーターなど、エネルギー消費を削減する最新技術の採用

【サステナビリティ機能】
• 低流量の水効率的な設備、雨水収集、下水処理施設による水需要の削減、廃棄物の分別、コンポスティング、リサイクルを通じたゼロ”Eウェイスト”(=電子廃棄物)プロジェクト

【自然との調和】
• 100種以上の植物、25種以上の鳥類と蝶類を保護し、自然環境を積極的に取り入れたプロジェクトデザイン

【住民の健康と福祉】
• 植物園、ヨガスペース、屋外リーディングラウンジ、太陽光発電を利用したワークポッドなど、自然にインスパイアされたアメニティ提供

Mahindra Lifespacesは建物がエネルギー消費の約36%、炭素排出の約40%を占めている認識のもと、気候変動がもたらす重大な課題に対処するべく持続可能な開発をリードすることを目指したと述べている。このプロジェクトが設定する環境に優しい住宅開発の新たな標準、それらが他の開発者に与える影響含め、ウォッチし続けていきたい。

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