【インド新規事業立ち上げ物語】(第124話)“SALSH”は労働集約型?


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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1.既存事業の延長線上に新しい世界を描く

Goziokiは会社としてコンサルティングからスタートし、「海外進出」を軸に、様々な企業を支援させてもらっている。過去5年ほどは特に業界の絞り込みはしてこなかったが、昨年からは対象を「サステナビリティ」に絞った上で、企業向けコンサルティングを継続している。※戦略コンサルではなく伴走型コンサル

ただ伴走型コンサルは労働集約型な部分があり、ベンチャー(Gozioki)が取り組むコンサル事業としては規模の拡大が図りづらい。そこでサステナビリティ領域での実績がある程度積み上がったら、SaaS化して、テクノロジーの力を用いて事業拡大していく予定となっている。

以上の内容は”SALSH”物語のひとつの側面であるが、大前提としては「日本企業のサステナビリティ経営」や「個々人におけるサステナビリティ課題の自分ゴト化」を後押ししていきたい想いがある。

2.SaaSを使う意味

サステナビリティ経営を推し進める上でのSaaS使用は「CSRの実行」「E-learning」「コミュニティー機能」「他社との共同投資」など、多機能化させることに本質がある。各機能の中にはテクノロジーに依存する(プラットフォーム化する)ことでしか実現できないものも含まれる。

それでも”SALSH”が入り口に掲げている「日本企業と海外CSRプロジェクトのマッチング」部分は、「さすがにここは労働集約型なのでは?」と指摘されることがある。ただこの点も、今現在自分たちでサステナビリティコンサルとして活動することで、以下の観点からテクノロジーを活用した効率改善が図れることを肌で感じている。

• コンサルティングプロセス(データ分析、レポート作成、プロジェクト管理タスク)の効率化
• コンサルティングサービスの品質一貫性の担保
• コミュニケーション(含むデータやりとり)の利便性の向上
• カスタマイズと柔軟性

私自身、”SALSH”を始めたことで、徹底的に「労働集約型とは何か?」を考えさせられたところがある。このような考察(悩み?)を重ねることで、サービスやプロダクト、更に言えば事業そのものがより良いものになっていくのであろう。旅路は続く。

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