【インド新規事業立ち上げ物語】(第109話)“SALSH”を通じたサステナビリティ課題の自分ゴト化の実現


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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“SALSH”は企業の『サステナビリティ経営』を後押しするものと普段説明をしていて、説明に間違いはないが、その先にある究極目標は「サステナビリティ課題の自分ゴト化である」こともこれまで述べてきている。

今回の投稿では、”SALSH”の機能を振り返ることで、自分ゴト化するまでの道筋を改めて整理してみたい。

1.”SALSH”の機能

SaaSとしての”SALSH”は具体的にどのような機能を備えているのかというと、大きくは3つある。

【CSRプロジェクトのマッチング機能】
日本企業は”SALSH”を通じて、海外のCSRプロジェクトを探し、寄付や参加ができる。企業のCSR活動は従業員を置き去りにしたものも少なくないが、”SALSH”では寄付して終わりではなく、プロジェクトに社員が積極的に関与することで、社会課題をより身近に感じることができる設計になっている。

【サステナビリティラーニング】
有価証券報告書で求められているサステナビリティ関連開示で、人的資本経営についても触れる必要がある。企業はより真剣にサステナビリティ人材の育成に努めることになるが、”SALSH”ではリアルな現場に基づく教育コンテンツを提供し、知識としてのサステナビリティではなく、課題を自分ゴト化するプロセスとしての各種教育を提供する。

【コミュニティー機能】
正解がない問いであるサステナビリティと向き合う際に、同業他社の動きが気になることは恥ずかしいことでも何でもなく、むしろ健全なこととすら思える。サステナビリティに関する同業他社との情報交換や共同イベントの開催、『サステナビリティ経営』におけるベストプラクティスの共有と学び、このようなことを”SALSH”のコミュニティー機能は可能にする。

2.サステナビリティ課題の自分ゴト化

今年に入ってからは、しつこく「本質」と「形式」の話を私はしてきた。法規制や会社の要請に基づきサステナビリティと向き合っても、きっかけとしては良いが、本質としてはあまり意味ない。このためGoziokiと”SALSH”は、個々人が社会課題を自分ゴト化することの重要性を叫び続けているのである。

おそらく「サステナビリティ人材」が意味するところもそこ(自分ゴト化)である。決して、環境関連知識、ESGの概念、SDGsの各項目、そういったことに詳しい人材を育成したい訳ではないと想像する。

“SALSH”の各機能は『サステナビリティ経営』を後押しできるように設計されている。そして『サステナビリティ経営』を後押しした先には何があるのか、少しでも今回の投稿を通じて伝われば幸いである。

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