【インド新規事業立ち上げ物語】(第17話)”SALSH”で取り組みたいサステナビリティ課題
※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はインドで生態系保護プロジェクトを視察中のもの)
1.時代背景
2000年代のCSR(企業の社会的責任)活動は、二酸化炭素削減、省エネ、汚染物質削減など、環境に配慮する内容の活動が中心であった。京都議定書の存在も大きく影響している。
2010年代に入ると、サステナビリティ(持続可能性)の考えが広がり、企業の社会的責任のあり方も変わり始めた。環境だけでなく、社会的・経済的側面も含めたトータルな視点が求められるようになる。
サステナビリティの視点からは「生物多様性の保全」「人権保護」「サプライチェーンの構築」など、多岐に亘る課題が企業のCSRの範疇に含まれるようになっている。このあたりは多少、過去の投稿でも触れている通り。
2.取り組み課題
Goziokiでは現在”SALSH”と呼んでいる「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」の立ち上げ準備を進めているが、具体的にはどのような課題やプロジェクトと向き合っていこうとしているのか。
“SALSH”事業は、まずはインドから始めて、その後は東南アジア各国にも広げていく構想である。インドで言うと、ゴミ回収や生態系保護について現場を訪問したり、専門性を有するNGOと対話を重ねてきたりしている。
またその先を見据えては、以下領域でもNGOとのコミュニケーションを通じてプロジェクトとの関わりを持っていきたい考えである。
- ・健康向上
- ・貧困層への金融サービス提供
- ・衛生環境改善
- ・農業発展・振興
- ・男女平等推進
3.チャレンジ
“SALSH”を通じて日本に社会課題を紹介する際、チャレンジになる可能性があると思うのは視点の違いである。
- ・ゴミ回収日が決まっているのに行政がゴミを回収に来ない
- ・そもそもゴミ回収日が定められていない
- ・1年ローンで5,000円を貸し付ける
日本に住んでいると、海外で見られる様々な課題の前提条件が感覚的に理解できない場合がある。それはGoziokiメンバーも同じであり、「○○が問題になるとは想像もしなかった!」と日々驚きの連続である。
その中で、”SALSH”は日本と海外を繋ぐ良きブリッジ(橋渡し役)となり、少しでも世界のサステナビリティを追求する上での一助となりたい、そのようなことを考えながら今日もまた自分たちの構想を前に進めるべく努めている。
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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第1話)なぜインド?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第2話)”SALSH”
【インド新規事業立ち上げ物語】(第3話)ESGは贅沢品である。
【インド新規事業立ち上げ物語】(第9話)経営とは少し離れたところにポツンとサステナビリティが位置している日本企業