【インド新規事業立ち上げ物語】(第110話)ESGを介して企業が投資家を選ぶとき


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

+++++

今回の投稿では、”SALSH”とESG(環境、社会、ガバナンス)について考えていきたい。

<関連投稿>
(第106話)ESGというフォーマット

1.特に「E」と「S」

日本企業のESG項目の中で、”SALSH”がより直接的に貢献していけるのは「E(環境)」と「S(社会)」と考えている。”SALSH”は日本企業と海外のサステナビリティプロジェクトとのマッチングを行い、プロジェクトを管理する地元のNGOと密接に連携しながら、企業の声もプロジェクトに反映されるよう、広範なサポートを提供していく。その過程で、プロジェクトの詳細情報を収集し、インパクトを明確にし、企業のサステナビリティ報告に寄与するフォーマットに仕立て上げていく。

「形式的なレポーティング」の域を超えて、企業が課題の本質にアプローチできるようお手伝いするものである。

2.適切な投資家の引き付け

“SALSH”の魅力は、表面的なコンプライアンスではなく、真のサステナビリティへのコミットメントにある。この点が、各種サステナビリティ関連コンサルティングと”SALSH”の最大の違いでもあると考えている。”SALSH”はトレンドや高いESGスコアを直接的に追いかけるものではないが、このため、サステナビリティの本質に真剣に関心を持つ投資家に対してはアピーリングである。

「ESG投資」が叫ばれて久しいが、投資する側も、投資を受ける側も、しっかりと相手を見ていかなければならない。企業は投資を確保するために表面的なESG対応をしてしまうことがある。ただ企業は、本質的なところまで踏み込んでESGに着手することで、ESGに対して本気で取り組む投資家を見極めていくこともできる。

Goziokiと”SALSH”では、『サステナビリティ経営』の本質に迫り、社員個々人が社会課題を自分ゴト化していくような世界の実現を引き続き目指していく。

#インド #India #新規事業 #新規事業立ち上げ #インド新規事業立ち上げ物語 #第110話 #ベンチャー #ベンチャー経営 #ビジネス #business #Gozioki #環境問題 #環境教育 #サステナビリティ #sustainability #サステナビリティ経営 #サステナビリティ教育 #教育 #education #資金調達 #SALSH

<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第71話)ESG投資は本当に死んだのか?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第68話)Goziokiが信じていること

【インド新規事業立ち上げ物語】(第57話)『サステナビリティ経営』急拡大のTipping point

【インド新規事業立ち上げ物語】(第26話)インドのCSR概念を変えた日本人
【インド新規事業立ち上げ物語】(第6話)ビジネスアイディアに価値はない