【インド新規事業立ち上げ物語】(第102話)「守り」の『サステナビリティ経営』


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押ししていくことを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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前回投稿で「攻め」の『サステナビリティ経営』について書いた。今回は後編となる「守り」について。前回同様、今回も「概念的」な話になっていく。

1.定義

「守り」の『サステナビリティ経営』とは何か。

これは「リスク管理と持続可能性の確保」を通じて、『サステナビリティ経営』を実行していくものである。この際、具体的に達成していきたいのは以下の項目となる。

• コーポレートガバナンス
• 社会的責任
• 環境保全

「攻め」の話以上に、イメージが持ちやすいのではないだろうか。

コーポレートガバナンスは、まさに「守りの経営」の中核そのものである。強固なガバナンスと透明性の高い経営を通じてリスクを管理し、社会的な信頼を築いていく。

「CSR」は古いのか?と、CSRという「言葉の使い方」について触れたことがあったが、企業が「社会的な責任を負う」という考え自体が古くなることは想定しづらい。

2.相対的優先度

社会的責任がカバーする範囲は多岐に亘るが、その中で、各論として「環境保全」がクローズアップされることに当初、個人的には違和感があった。

「環境保全」が重要である点については一切異存ないが、『サステナビリティ経営』がカバーする範囲は「環境保全」だけではない。そのような相対性の中でも、考えるべきは「環境保全」なのか。

この点については、①生活に与えるインパクト、②経済活動から来るインパクト、③規制と市場、このあたりがポイントとなってくる。

気候変動、生物多様性の喪失、資源枯渇など、環境問題から直接的に我々は影響を受けるようになっている。その意味で、「環境保全」への対応に関する緊急性は高い。

また企業活動が環境に与えるインパクト(エネルギー消費、温室効果ガス排出、廃棄物など)の大きさを考えても、解決すべき課題としての優先度は高くなる。

そういった中で、「環境」は世界的に見ても、規制が強化されている領域である。先進国から世界に向けて、その輪が広がっていく構図は見えていて、早急に向き合っていかなければならない。

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如何であろうか。

コーポレートガバナンス社会的責任環境保全

この3つをどのように意識して、企業として「守り」に繋げるのかが問われている。

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