【インド新規事業立ち上げ物語】(第85話)インパクトの話:その1(CSR費用の最適配分)


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押ししていくことを意図している

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1.求めるリターン

ビジネスで期待するのは「経済的リターン」である。一方で、CSRで期待するのは「社会的リターン」となる。

それぞれにおいて求めるものは違えど、共通する要素もある。例えば、どちらもリターンを最大化したいというインセンティヴが働く。また同じことを言い換えているだけかもしれないが、リターンを最大化させるためには、少しでも効率良くリターンを実現したいと考える。

ビジネスにおいて、得られたリターンの効率性は「利益率」などで表現される。

2.インパクト

今インドに来ていて、CSRやサステナビリティ関連の事業者と面談を重ねる中で、「インパクト」という言葉は面談中に必ず一度は登場する。

「CSRを行うのかどうか」のフェーズは越えて、「インパクトをどう捉えるか」が議論の焦点となる。

GoziokiがインドでCSRに着手したい理由の一つに、「社会課題の多様性」がある。日本にいては想像もできないような前提の下で、様々な問題が生じていることがある。そして多様な社会課題、またそれを受けての解決手段を目にする中で、「インパクトの違い」も浮き彫りになってくる。

はっきりさせておきたいのは、社会課題の内容に「優劣」は存在しないということ。ただ、社会課題と向き合う際に「インパクトの大小」は存在する。

これからGoziokiでは、日本企業の様々なCSR 活動を後押ししていくことになる。日本企業とインドのCSRプロジェクトをマッチングさせていく上では、「CSR費用の最適配分」の観点でも、じっくり日本企業との間で考え方を摺合せながら、前進していければと思う。

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