【インド新規事業立ち上げ物語】(第65話)「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の使い分け
- ※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
- ※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
- ※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押ししていくことを意図している
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1.ふたつの世界
“SALSH”事業を進めていく中で、「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の使い分けを意識させられる。
上の表の通りであるが、課題が認識されている世界では、「マーケットイン」での解決策の提示が必要である。ここではNice to haveなソリューションを提供しても選ばれないため、Must haveとなるものを考える。
一方で課題が認識されていない世界では、「プロダクトアウト」の発想で臨む必要がある。ここではMust haveなものなど存在しない(そもそも課題自体が認識されていないので)。その代わり、以下は求められていく。
- ① 将来的にMust haveに昇華させるための道筋
- ② 課題自体に意識を向けるための啓蒙策
2.よくある指摘
次のような指摘を受けることがある。
PMF(プロダクトマーケットフィット)は?
そのサービスはNice to haveではあるけれど、Must haveではないのでは?
これは「課題が認識されている世界」での話である。第63話でも振り返っている通り、”SALSH”ではしっかりとこれらの問いに回答していかなければならない。
「課題が認識されていない世界」を捉える上では、上の指摘に対する直接的に回答はないが、①②を深く語れる必要はある。
“SALSH”の説明をしているとき、多くの場合、私自身は「プロダクトアウト」寄りの発想になりがちであり、プレゼンの聞き手は「マーケットイン」寄りの発想となる。これらは二者択一ではないので、全体感をしっかり捉え、議論の対象となっていることを意識して、頭の整理を図っていければと思う。
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