【インド新規事業立ち上げ物語】(第63話)その上で”SALSH”をドライブするもの

  • ※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
  • ※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
  • ※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押ししていくことを意図している

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1.詰める必要がある論点

第56話では、資金調達用ピッチブックの更新について述べた。そこから1週間が経過したが、ピッチブックは益々更新を迫られている。この1週間で3社のVCと話をし、それぞれのコメントから、課題の核心に触れる気付きが得られた。

(1週間という時間が経過すると、本当に見えている世界が変わってしまう。それぐらい新規事業の立ち上げは、ある意味、混沌の中にある。ただそれらの全てを「前に進むためのプロセス」と捉え、今日もまた、どこかで誰かと会話を重ねる。)

VCからのコメントで得られた気付きをもとに、足元では、改めて”SALSH”に関する以下の各論点を詰める必要性をGoziokiでは実感している。

  • • 顧客のペインポイント
  • • どうすれば「nice to have」ではなく、「must have」となるのか
  • • Goziokiの強みを活かしたソリューションとなっているか
  • • 最適な顧客対象セグメント(規模、業種、etc.)
  • • サービス利用によるROI(定性・定量)
  • • サービス利用後のカスタマーサクセスストーリー

 

2.確信を深める

また更に1週間もすれば、新たな確認項目が浮上しているかもしれない。或いは、上で述べた論点に対する回答が見出せずに、苦悩しているかもしれない。何れにせよ、前に進んでいることだけは期待したい。

このように取り組みを進める中、「もっと中身を詰めなければならない箇所」は次々と浮上するが、一方で自信を持って確信を深めている点もある。

  • • 日本で『サステナビリティ経営』は間違いなく広がる
  • • “SALSH”で綺麗な「マーケットイン」を狙おうとしない(→市場を作ろうとする動きでもあるので、ある程度は「プロダクトアウト」の要素が強くなる)
  • • その上で”SALSH”をドライブするものは、リアルな海外案件

 

3.「リアル」とは

自分の知らないところで、いつの間にか自分の所属している会社が行なっていた寄付活動については、あまり詳しい状況を把握していないかもしれない。

一方で、プロジェクトを管理するNGOと頻繁に自分がコミュニケーションを取りながら、自分自身もプロジェクトに対して直接的に影響を与えることができるようなCSR案件があれば、プロジェクトとの距離が近い。手触り感があり、自分ゴト化もしやすい。

このように、プロジェクトとの距離を近く感じられることを「リアル」とここでは表現している。

さて、“SALSH”の立ち上げに向けては、本当に課題が山積みであるが、登り甲斐のある山であることだけは間違いない。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第57話)『サステナビリティ経営』急拡大のTipping point

【インド新規事業立ち上げ物語】(第30話)改めて「Why India?」を考える
【インド新規事業立ち上げ物語】(第26話)インドのCSR概念を変えた日本人
【インド新規事業立ち上げ物語】(第6話)ビジネスアイディアに価値はない