【インド新規事業立ち上げ物語】(第61話)Moatを更新(A work in progress)
- ※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆。写真はMoat(=城の堀)
- ※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
- ※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押ししていくことを意図している
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Moat(=堀;企業を「城」に例えたときに、その城が存続し続けるための「堀」の役割を果たすもの)について第54話に掲載してからちょうど1週間が経過した。
この間に、VC(2社)との面談があり、インドのパートナーとの面談があり、私のビジネススクール時代の同級生で現在シリコンバレーにあるVCのパートナーを務める友人に相談する機会があり、桐谷CSOと早朝・休日含め数え切れないほどの対面及びオンラインでの意見交換があり。。
それらを踏まえ、”SALSH”というサービスの「競合優位性」に関する自分たちの考えをアップデートした。
1.ネットワーク効果
- • ユーザー数が増えることでナレッジが蓄積され、プラットフォームが提供する情報やソリューションの質が向上。同時に、コミュニティー性が高まり、ユーザー間の相互学習の精度も改善
- • これらによって、既存ユーザーにとってのサービスの価値が上がる
2.囲い込み/スイッチングコスト
- • “SALSH”は、「サステナビリティ」を切り口に、社内および企業間のコミュニティー性を高める役割を果たす
- • コミュニティー性が高まると、サービスへのロイヤリティの高まりと他社/他者との繋がり・関係性から、簡単にやめられなくなる(≒囲い込める)
3.ユーザーへのアクセス/ディストリビューションチャネル
- • Goziokiの機動力を用いて、未開拓のマーケットにいち早くリーチできる
- • 各国の事業環境に合わせた座組みを迅速に構築し、オリジナルなコンテンツを開発
- • より現場に刺さったソリューション提供により、ユーザー獲得を実現していく
4.コスト優位性
- • 海外事業経験の少ない企業にとっては、海外案件獲得コストを下げられるのがメリット
- • 『サステナビリティ経営』は、企業経営において重要であると認識され始めているものの、まだ解のない問い。ここに対して、「情報獲得」や「コミュニティー構築」に関わるコストを下げる
5.テクノロジー優位性
- • グローバルを対象フィールドと位置付け、海外パートナーとの連携を前提に取り組みスタート
- • その上で、Microsoftの大型出資先であるBuilder.aiと連携し、最先端のエンジニアたちと協働中。引き続き、海外パートナーとの連携を通じたアジャイルな活動を展開予定
如何であろか?1週間前より洗練されたと自分たちでは思っているが、当然ここに記載の内容もまだwork in progress(進行中の作業)。”SALSH”のMoatはこの先もアップデートされていくことと思う。その成長過程を是非見守っていただきたい。
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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第57話)『サステナビリティ経営』急拡大のTipping point
【インド新規事業立ち上げ物語】(第30話)改めて「Why India?」を考える
【インド新規事業立ち上げ物語】(第26話)インドのCSR概念を変えた日本人
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