【インド新規事業立ち上げ物語】(第37話)インド側の状況アップデート


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。

Goziokiで立ち上げ準備を進めている「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”に関し、直近でのインド側の状況アップデートができればと思う。

(上の表を参照。尚、第22話で触れているA社〜G社と上の表のA社〜E社は整合しない)

1.NGO紹介/CSRプロジェクト組成

第22話でも触れている通り、Goziokiだけで、インドの良質なNGOを見つけることはとても困難である。このため、地場で実績のある、NGOを束ねる大手機関と連携し、NGOとの関係構築並びにプロジェクト組成を進めていく。

また、このプロセスにおいては、地場でサステナビリティ領域で強みを発揮するコンサルティング会社も起用していく。コンサルティング会社の場合、助言はしても意思決定は行わないため、最終的にはどのNGOとどのようなプロジェクトを組成していくのかはGoziokiでの判断となる。但し、NGOを選別する上でのクライテリアの設定方法などでコンサルティング会社と協議をしていく。

2.CSRプロジェクト管理・モニタリング

これまで「プロジェクト組成」と「プロジェクト管理」をそこまで切り分けずに、一体として取り組めるものと整理していた。但し、プロジェクトが動き始めた後のモニタリングや、当該プロジェクトに対して資金を拠出する日本企業向けの報告業務などを考えていくと、きめ細やかな対応が求められる。

このあたりは、C社のように企業向けレポーティングを専門に行う業者(プロジェクト組成には関わらない)がいることも分かってきたので、協業方法を現在模索している。

3.サステナビリティ教育関連コンテンツ制作

第22話では、サステナビリティプロジェクトから情報を集めて文章・動画でのコンテンツ制作を進めていくことを記載している。これに追加で述べることがあるとすると、上で触れた「企業向けレポーティングを専門に行う業者」と連携してコンテンツ制作を行う構想が出てきている。

「こういうプロジェクトがある」「こういう課題がある」といったプロジェクトを起点としたコンテンツのみではなく、「日本企業として知りたいのは○○」「日本企業として意外と参考にならないのは○○情報」といった具合に、よりユーザー側に寄った目線でもアプローチをしていきたいからである。

4.“SALSH”プラットフォーム開発・管理

こちらは、これまでの投稿でも細かく述べてきている通りである。現在インドの開発会社にプロトタイプの制作を発注していて、もう間も無く完成する。

順調にいけば、年明けからベータ版の開発に移行していくスケジュールとなる。

以上の状況も踏まえ、年内にはインドに再度出張して、冒頭の表にあるA社〜E社と対面で面談し、細かいところを詰めたり、次の動きを協議したりしていければと考えている。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第30話)改めて「Why India?」を考える
【インド新規事業立ち上げ物語】(第28話)「サステナビリティ取り組み」に関わる日本企業のニーズ
【インド新規事業立ち上げ物語】(第26話)インドのCSR概念を変えた日本人