【インド新規事業立ち上げ物語】(第22話)プロジェクト管理の座組


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。

1.その国に合わせた体制

SALSH”ではサステナビリティに関する取り組みを広げていきたい日本企業と、世界各国のサステナビリティ関連プロジェクトのマッチングを図るサービスの開発を進めている。

海外プロジェクトの現場としては、まずはインドから取り組み、そのあとはベトナム、カンボジア、インドネシアと広げていく。その更に先は、具体的な国まではまだ定めていないものの、原則としては多国展開を推し進めていくことになる。

このとき、国よって事業を取り巻く環境が異なることから、各国毎で、その地域に根差した座組を設けていくことが必要になってくる。

2.座組

インドの場合、現在Goziokiでは幸いに数多くのプレイヤーたちと会話ができている状態にある。そのおかげもあって、サステナビリティプロジェクトに取り組むに当たっての座組が見えてきている。※冒頭の図を参照

<プロジェクト管理パートナー>

  • ● Goziokiが無数のプロジェクトを、しかもインドで、直接に管理するのは不可能である。プロジェクトはNGOを介した管理となる
  • ● ここで問題となるのがNGOの質の把握。Goziokiが直接NGOを訪問し、プロジェクトを個別に視察できる先についてはある程度状況が分かる。ただこの先、全てのNGOが管理する全てのプロジェクトを1つ1つ見ていくことは、案件数が増えていくと難しくなってくる
  • ● そこでNGOを束ねている機関と連携し、良質なNGOを紹介してもらう形を取っていく

<コンテンツ制作パートナー>

  • ● “SALSH”は教育プラットフォームでもある。サステナビリティ教育を展開するためのコンテンツが必要となるが、コンテンツ制作で連携できる先が複数見つかっている
  • ● 複数パートナーが必要な理由としては、相手によって、①取り組み領域、②提供機能が異なるからである。取り組み領域は、「生態系保護」「ゴミ問題」など、対象となるサステナビリティ課題である。提供機能は、「既存コンテンツの横展開」「新規コンテンツの共同制作」「コンテンツのネタとなる内容を提供するのみ」など

<アドミンパートナー>

  • ● 最後にアドミンであるが、リーガルに関わる話は地場の弁護士事務所に相談を行なっている
  • ● またプラットフォーム開発自体も、地場の企業に依頼する方向で考えている。ベンガルールで私がインド人エンジニアにどれほど魅了されたかは以前に述べた通り

インド新規事業の立ち上げは、本当に文字通りstep-by-stepであるが、今日もまた小さなstepを踏み出すのである。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第1話)なぜインド?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第2話)”SALSH”
【インド新規事業立ち上げ物語】(第3話)ESGは贅沢品である。
【インド新規事業立ち上げ物語】(第9話)経営とは少し離れたところにポツンとサステナビリティが位置している日本企業