【インド新規事業立ち上げ物語】(第33話)グローバルなサービスを作る


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はムンバイから東京に戻る機内にて先月撮影。第27話とは別画像)

1.最初から多国展開が前提

Goziokiでは現在、”SALSH”と呼んでいる「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」の立ち上げ準備を進めている。このサービスは、①インドのCSRプロジェクトと日本企業をマッチングする、②日本企業の社内における「サステナビリティ教育」に寄与するコンテンツを制作する、といった機能を持ち合わせている。

「日本」と「インド」を主に意識した設計となっているが、この二カ国のみに注力していきたい発想ではなく、先々では多国展開を進めていきたい。

2.「グローバルな感性」が欲しい

Goziokiメンバーは今のところ全員が日本人なので、日本の開発会社に”SALSH”を発注することもできたのだが、「日本企業ではない会社に開発を依頼する」ことを実践してみた。※”SALSH”の開発依頼先はインド企業

この背景としては、以前に触れた通り、ベンガルール(バンガロール)で出会ったインド人エンジニアたちに衝撃を受けた事実も大きいが、「最初から日本以外の企業と組んでいかなければ」という想いもあった。

「日本人向けにまずは始めて、成功すれば多国展開」というアプローチではなく、「多国展開を前提としつつ、まずするべきことは何か」に基づき”SALSH”は動いている。開発会社にしても、投資元にしても、最初から「グローバル展開」を意識した上でパートナーを選び、世界を目指していく上での推進力として活かしていきたい。

3.多様性の中でのサステナビリティ

グローバルを意識したパートナーとの提携がうまくいくのかどうかは、数年後に今を振り返ってみることでしか分からない。ただ今の時点では、日々インドの開発会社との対話を通じて学びを得られていることをとても嬉しく思っている。日本人であるGoziokiメンバーにはない感性をサービスに対して持ち込むことができるからである。それが結果として「日本人ウケしない」など、デメリットになることも少なくないであろう。それでも引き続き、自分たちにはない感性とはしっかりと向き合っていきたい。

”SALSH”は多様性が求められるこの時代の中で、サステナビリティを前面に打ち出したサービスである。まずは自分たち自身が多様性に富んだ存在となっていくことが肝要なのではないか。

#インド #India #新規事業 #新規事業立ち上げ #インド新規事業立ち上げ物語 #第33話 #ベンチャー #ベンチャー経営 #ビジネス #business #Gozioki #環境問題 #環境教育 #サステナビリティ #sustainability #サステナビリティ経営 #サステナビリティ教育 #教育 #education #資金調達 #SALSH

<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第30話)改めて「Why India?」を考える
【インド新規事業立ち上げ物語】(第28話)「サステナビリティ取り組み」に関わる日本企業のニーズ
【インド新規事業立ち上げ物語】(第26話)インドのCSR概念を変えた日本人