【インド新規事業立ち上げ物語】(第5話)インドのシリコンバレーの洗礼


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はインド出張5日目、インド最大のスタートアップイベントTechSparks2023にて)

1.ベンガルール概要

ベンガルール(イギリス植民地時代から続く呼び名はバンガロール)が「インドのシリコンバレー」と言われて久しい。

Statista.comによれば、ベンガルールの2023年時点の人口は1,361万人で、これはデリー(3,294万人)、ムンバイ(2,130万人)、コルカタ(1,533万人)に次ぐインド第4の都市。

また2022年のGDPは1,110億ドルで、これはムンバイ(3,100億ドル)、デリー(2,936億ドル)、コルカタ(1,500億ドル)に次ぎ、こちらもインドで4番目となっている。

<出典>
https://www.statista.com/statistics/275378/largest-cities-in-india/
https://www.statista.com/statistics/1400141/india-gdp-of-major-cities/

ベンガルールは、インドはもちろんのこと、世界を代表するテクノロジー都市である。

2.まずはB2Bモデルから

Goziokiでは現在”SALSH”と呼んでいる、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」の開発準備を進めている。詳しくは過去の投稿を見ていただければと思う。

B2B(法人向け)、B2C(個人向け)、両方のモデルを想定しているが、直近のインドでの関係者との協議を踏まえると、B2Bを先行して開発することになりそうである(今後また変わる可能性もあるが・・)。

そしてそのようなプラットフォーム開発を念頭に、ベンガルールでは、世界最高レベルの開発者たちと議論を重ねる機会に恵まれた。

自分の構想をインドのエンジニアの方たちに説明し、プロダクトの具体化を図ることで1つ1つの工程に於いて詰め切れていない箇所を洗い出していくプロセスは(特にGoziokiにとっては自社サービスを開発しようと試みるのが初めてということもあって)、大変刺激に満ち溢れたものであった。

3.どのあたりに凄さを感じたか

Goziokiが考える”SALSH”はそこまで構造が単純な訳ではない。またB2Bモデルではまずは日本企業を顧客と位置付けているので(将来的には多国展開を図る)、日本の文化と共にインド人エンジニアたちに伝えていけなければならない部分があった。

それでも紙とペンを手に持ち、自分なりの頭の整理を進めながらパソコンに向き合うエンジニアの方は、アッという間に提案書を完成させてしまった。「ここどうするのか?」「あれはどうするのか?」と我々との間で会話をしながら、ものの20分の話である。

感想としては、エンジニアの方のGozioki構想に対する理解がとにかく早い。エンジニアの方はすぐに本質を捉えてしまう。そして提案書の作成も速い。また提案書の内容はとにかく明確。自分たちの構想に基づいたプロダクトであるのにも関わらず、「どんな仕上がりになるんだろう!?」と思わずワクワクしてしまう。

テクノロジー都市ベンガルールの洗礼は、十分すぎるほどに受けた。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第1話)なぜインド?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第2話)”SALSH”
【インド新規事業立ち上げ物語】(第3話)ESGは贅沢品である。
【インド新規事業立ち上げ物語】(第4話)インドと関わりを持ちたい人たち