【インド新規事業立ち上げ物語】(第18話)インドは15年前の中国である(?)


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はインド・デリーのショッピングモール)

1.中国を体感させてもらった

今から15年前、2008年、当時26歳の私は中国の北京に駐在し、多くの経験を得る機会があった。その頃、周りからよく次のように言われた。

「面白い時期に、面白い場所に行くことができて良かったね!」

そのように私自身も感じていた。

私が中国に赴任した2008年9月は、北京夏季オリンピックが開催された直後(ご存知の通り、北京では2022年に冬季オリンピックも開催されている)。そこから2012年までの4年間、中国での生活と仕事を通して、中国の経済成長や社会の変化を目の当たりにした。この経験は私の社会人としてのキャリアに大きく影響を与え、また中国を理解せずにグローバルビジネスを捉えることは難しいと痛感させられた。

2.インドを理解せずして

「A国は○年前のB国だ」や「C国はD国に○年遅れている」という表現で、国の発展や特徴を説明することがある。

私は「今のインドは15年前の中国である」と考えている。

このポイントは、「グローバルビジネスの文脈でその国の役割や重要性をどれほど理解しておくべきか」である。

15年前、中国を理解せずにグローバルビジネスの動向を捉えるのが不可能であったのと同様に、この先10年間は、世界をしっかりと見ていきたいのならインドを意識しない訳にはいかない。インドの人口が世界一となった今年、我々にとってもインドに目を向け始める絶好のタイミングではないだろうか。

※インド市場については併せてこちらもご参照
https://gozioki.com/2023/09/1720/

3.”SALSH”がインドとやりたいこと

Goziokiで現在準備している「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」の”SALSH”が、最初に取り扱うのはインドのプロジェクトである(その後、多国展開を予定)。インド市場のポテンシャルが高いのはもちろんのこと、Gozioki社としてもインドと繋がりを持ちたい想いがある。

また”SALSH”は対ユーザー(主には日本企業に勤める会社員を想定)では「教育プラットフォーム」の立ち位置となるが、インド案件を多く扱うことは、ユーザーに対して「インドとの接点」を提供することになる。

私たちの見解では、「サステナビリティ教育」は「グローバル教育」と密接に関連している。グローバルな視野を持たなければ、世界中でのサステナビリティの課題を正確に捉えることが難しいからである。その意味でも、最初にユーザーとして想定する日本人向けに「インドのことを考えるきっかけとなるサービス」を提供することは、とても意義のあることと思っている。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第1話)なぜインド?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第2話)”SALSH”
【インド新規事業立ち上げ物語】(第3話)ESGは贅沢品である。
【インド新規事業立ち上げ物語】(第9話)経営とは少し離れたところにポツンとサステナビリティが位置している日本企業