【インド新規事業立ち上げ物語】(第8話)3都市、8日間、12面談+α、無数の気付き


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はインド出張8日目、訪問先でいただいたインド式朝食)

1.出張を終えて

Goziokiの新しい事業モデルである「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム(”SALSH”)」を抱え、様々な相手とのアポを組み、デリー、ベンガルール(バンガロール)、ムンバイのインド3都市を回る8日間の出張を終えた。

移動日、週末、そしてプロジェクト視察の日など、一日の中にたくさんの面談を詰め込むことができなかった日もあるが、それでもデリーで5社、ベンガルールで3社、ムンバイで4社、計12社と面談した。加えて各都市で友人や以前の同僚、また偶然インド出張が重なった日本の取引先とも食事の機会があり、そこからも多くの情報を受け取った。

「インプットが多すぎて頭がパンクしそう」というのが、まずは8日間の感想である(笑)。

と同時に、出張の最大の目的であった「ビジネスモデルのブラッシュアップ」は達成できたと考える。Goziokiのインドネットワークも格段に広がり、既に、次の出張を組まなければならない必要性に迫られている。

2.新たな気付きと次なる一歩

今回の出張を準備する過程および今回の出張での実際の面談、これらは以下の考察やビジネスモデルの更新に繋がった。

【環境からサステナビリティへ】
当初は「環境課題」に重きを置いてこの取り組みを考えていた。ただ本当に様々な種類の課題を抱えるインドにおいて、「環境」のみに取り組みを絞ることに次第に自分たちも違和感を覚えるようになっていった。そこで「サステナビリティ」というより大きな枠の中で、環境、ゴミ回収、森林再生等々、個別課題を考えていくことの方が自然に思え、方針を変えていった。

【B2Bへの集中】
当初はB2C(個人向けサービス)のみをイメージしていた。ただ”SALSH”のモデルでは、相対的にはより堅実な収益が期待できるB2B(法人向けサービス)の説明もしていくことで説得力が増すと判断し、営業先に対してB2CとB2Bの両方を提示するようになった。そしてB2Bを強調するうちに、いっその事、当面の間はB2Bに集中するのが正しい姿のように思えてきた。

【NGOとの向き合い方】
インドには約300万団体のNGOが存在すると言われており、そのうち実動するのはおおよそ半分。そして、その中で透明性のある活動を行っているとされるのは約6割である(一つの見解であり、確固とした統計ではない)。インドに限った話ではないが、パートナーの信用力やパートナーとの信頼関係は事業の推進の肝である。どのようにインドのNGOと向き合っていくのか、Goziokiにできることは何か、Goziokiにできないことは何か、それらを深く深く考えさせられる8日間となった。

これからしばらくは、インド出張で得られた宿題に1つ1つ回答する作業が続いていく。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第1話)なぜインド?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第2話)”SALSH”
【インド新規事業立ち上げ物語】(第3話)ESGは贅沢品である。
【インド新規事業立ち上げ物語】(第4話)インドと関わりを持ちたい人たち
【インド新規事業立ち上げ物語】(第5話)インドのシリコンバレーの洗礼
【インド新規事業立ち上げ物語】(第6話)ビジネスアイディアに価値はない
【インド新規事業立ち上げ物語】(第7話)やっぱり現場が一番!