【インド新規事業立ち上げ物語】(第187話)明日は「ホーリー祭り」


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

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2024年のインドのホーリー祭りは、3月25日である(ヒンドゥー暦に基づき、毎年3月となることが多い)。

色粉や色水をお互いに投げ合うホーリーの映像や写真を見たことがある人は多いのではないか。また自ら参加した経験がある人もいると思う(近年は日本でも、日本人が参加できるホーリーイベントが開催されたりしている)。

ホーリーは春の訪れ、冬の終わりを祝う祭りであり、善が悪を克服すること、そして愛と色の祭りとしても知られている。

なぜ色粉や色水をお互いに投げるのか

ホーリー祭りに色粉や色水が登場するのには、様々な意味があるようである。

【平等と統一】
色粉を投げ合うことで、社会的地位、階級、性別、年齢、宗教の違いが一時的に解消される。この行為によって、すべての人が等しく色彩に覆われ、外見上の違いがなくなる。ホーリーが社会的障壁を超えて人々を一つにする祭りであることを象徴している。

【喜びと祝福の共有】
色粉や色水を投げ合うことは、喜び、愛、祝福を互いに分かち合う行為である。これらの鮮やかな色は春の到来を象徴し、生命、活力、喜びを祝福する。色を通じて、人々は互いに幸福と良い願いを送り合う。

【伝説の再現】
クリシュナと恋人ラーダの物語において、クリシュナがラーダとゴーピーズの顔に色を塗ったエピソードは、ホーリーで色を投げ合う伝統の由来の一つとされている。この行為は、愛と遊び心を表現し、神話の時代から続く慣習を再現している。

【自然とのつながり】
元々、使用される色粉は自然から得られる素材で作られており、春の自然の美しさと多様性を反映していた。花や植物から抽出される色は、地球の再生と生命力を祝うものであり、人々が自然との深いつながりを感じられるものとなっている。

【解放と新しい始まり】
ホーリーは冬の終わりと春の始まりを祝う祭りであり、色を投げ合うことは、過去の遺恨や悪感情を洗い流し、新しい始まりを迎える象徴的な行為である。人々にとっては、新たなスタートを切る機会となっている。

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