【インド新規事業立ち上げ物語】(第178話)4年前からTikTokを禁止しているインド


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

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「TikTokの運営会社である中国のByteDanceは、TikTokのアメリカ事業を非中国企業に売却しない限り、アメリカにおけるTikTokの活動を禁止する」という内容の法案が、3月13日にアメリカの下院を通過し話題になっている。

今後の動向が気になるところである。

ところで「TikTokの禁止」で言うと、インドはアメリカに先行している。しかもインドがTikTokを禁止したのは4年前の2020年である。

1.その後のインドはどうなったのか?

https://www.barrons.com/articles/india-banned-tiktok-meta-1b0465bd

↑こちらの記事によれば、インドがTikTokを禁止して以降の一番大きな影響としては、(当然のことではあるが)InstagramのReelsの伸びが挙がられるとのこと。加えて、TikTokに類似したMojなどのサービスも登場している。

2.アメリカはどうなっていくのか?

https://www.economist.com/leaders/2024/03/12/time-for-tiktok-to-cut-its-ties-to-china

まだ議会の下院を通過しただけなのでアメリカで何かが決定している訳ではないが、↑こちらの記事は、中国のサービスに対してしっかりと規制をかけていくべきとのスタンスである。

ただ特定のサービスを禁止することは、自由競争を棄損するものであり、非民主主義的な動きと捉えることもできる。

中国、アメリカ、そしてインド。この貿易戦争が行き着く先には何があるのか。今の時点ではまだ見えてこないからこそ、目が離せない。

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