【インド新規事業立ち上げ物語】(第170話)インド人の友人との再会


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ Goziokiでは「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の開発を進め、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動の後押しを目指している
※ インド現地での動きなどについては出張の総括動画をご参照

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1.再会

昨日、出張で日本に来ていた大学院時代の同級生(インド人)との再会を果たした。最近私がインドに大ハマりしていることを知るその友人は、私との再会を楽しみにしてくれていて(言うまでもなく、それ以上に私の方も彼との再会を楽しみにしていて)、共にした夕食は大いに盛り上がった。

その友人はインドの大学を卒業し、インドで就職し、その後ビジネススクールに通うためアメリカに渡り(そこで私と出会う)、MBAを取得した後はアメリカの大手コンサルティングファームに就職している。数年で転職する同級生も多い中、その彼は同じファームに勤めて今年が9年目。彼の経歴は、「よくあるアメリカで成功するインド人」の典型的な例に当てはまる。

インドという国の成長、そこに対して彼がインド人としてどう向き合っていきたいのか、また彼がアメリカで生活をしている現状をどう捉えていくのか、話は幅広いテーマに及んだ。

2.インド人の友人のコメント

    • ● インドは自分の国なので愛着があるのは当然であるが、できる限りバイアスをかけずに客観的に状況を捉えるように努めている
    • ● その上で、ここ数年のインドを見ていると、その成長には目を見張るものがある。個人的にも、インドへの多くの投資をしている。為替変動リスクはあるが、それを上回る成長をインドは実現してくれている
    • ● 自分はアメリカでキャリアを積み上げていっているが、「盛り上がるインドの成長に一役買いたい」という思いがある。つまり、いつかインドに戻ることも考えている。実際、Aさん(共通の知り合いであり大学院の同級生、インド人)はアメリカを離れ、現在はインドで生活をしている
    • ● 但し自分がインドに戻るのも簡単な話ではない。インドは優秀なタレントに溢れている。10年以上インドを離れている自分は、その間にもインドでキャリアを積み上げてきたインド人で比べて、インド市場で勝負をかけるという点では出遅れている部分もある。「自分がインドに戻ったとして何をもたらせるのか」を冷静に考えなければならない
    • ● 一方で、現在のアメリカでの生活にも当然に魅力はある。「家族が生活をする上で最適な環境はどこか」といった観点も含めて、総合的に、長期的に、色々考え続けることになる

3.また会う日まで

この友人と次に会うのは、おそらく彼の次回日本出張時か、或いは私が(彼が住む)アメリカに出張や旅行で行くときであろう。その時には、お互いのキャリアはどういう形になるかは分からないが前には進んでいるであろうし、インドの状況も変わっているかもしれない。次の再会を楽しみに、その日は別れを告げた。

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