【インド新規事業立ち上げ物語】(第120話)「インパクト投資」と「投資」が同じ意味を持ち、「サステナビリティ経営」と「経営」が同じ意味を持つまで


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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1.ハードル

いずれ「インパクト投資」と「投資」は限りなく近い意味を持つことになると思っている。そう願いたい。また同様に、「サステナビリティ経営」と「経営」もほとんど同じ意味を持つようになることを期待したい。

ただ実際には、「インパクト投資」=「投資」になるための妨げになっているものがある。

• リターンへの期待値の違い
• 測定と報告の困難さ
• 市場の成熟度
• 教育と意識の不足(「インパクト投資」を後押しする知見の不足)
• 規制と政策の不足(「インパクト投資」を後押しする政策の不足)

「サステナビリティ経営」=「経営」になるまでにもハードルがある。

• コストと利益のバランス
• 規制と政策の不確実性
• 文化とマインドセットの変化の難しさ
• 透明性と説明責任の要求(非上場企業にとっては新たな挑戦)
• 市場と消費者の認識(企業の目線と消費者の目線にズレがある場合)

2.個人として、企業として

そんな中、では我々は「個人」として、「企業」として、何をするべきか。

【個人として】
• 教育と意識の向上
• アクション(持続可能な消費行動、意識的な選択、社会的な問題への関与、インパクト投資への参加)

【企業として】
• サステナビリティ経営の統合
• 透明性の確保
• イノベーションと投資
• 従業員の参加と教育
• サプライチェーンの管理

ここまでの内容を踏まえ、皆さんの会社はどこまでができていて、どこまでがまだ不十分か。各社の置かれた状況に寄り添いながら、Goziokiと”SALSH”では引き続き最適なサポートを提供できればと思う。

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