【インド新規事業立ち上げ物語】(第118話)「サステナビリティ」をバズワード化させない


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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1.キーワード

【バズワード化】言葉のみが一人歩きして、その本質的な意味合いが失われた状態

サステナビリティに関連するキーワードは多数ある。

・サステナビリティ
・CSR
・CSV
・ESG
・SDGs
 …等々

もちろんこれらが全てではない。

こういった言葉が色々とある中で、それぞれをどこまでしっかりと説明できるか。またそれらの概念の違いをどこまで正確に捉えられているか。

例えば「DX」という言葉の意味が企業の中で正しく捉えられていない事例を私自身も目にしたことがあるが、同様に、サステナビリティ関連キーワードは、バズワード化しやすいので注意をしていきたいものである。

2バスワード化させない

『サステナビリティ経営』は最上位概念にある。

CSR(Corporate Social Responsibility)CSV(Creating Shared Value)は取り組む「目的」の違いを示している。CSRでは自社の本業と必ずしも関連性のない領域で社会課題の解決を目指す。CSVにおいては、自社の本業を通じた社会課題の解決を図っていく。

ESGは取り組む「領域」の違いを示している。環境(E)の観点社会(S)の観点ガバナンス(G)の観点。もちろん「ESG投資」と言われる通り、ESGは投資からの評価において考慮されるから考えていかなければならない側面がある。

そして最終的に取られたアクション、または取られようとしているアクションに対する評価基準としてSDGs(Sustainable Development Goals)が存在している。

以上に述べた整理が「サステナビリティとの向き合い方」として、唯一の絶対解とも思わないが、少なくともESGSDGsといったキーワードを使用していくに当たっては、それぞれの関連性の把握が必要となってくる。

キーワードをバズワード化させるのではなく、頭を整理するためのツールとして活用しつつ、『サステナビリティ経営』の本質に迫っていきたいものである。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第71話)ESG投資は本当に死んだのか?
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