【インド新規事業立ち上げ物語】(第116話)サステナビリティと向き合うに当たっての時間軸


※ CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆
※ 現在Goziokiでは、「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”の立ち上げ準備を進めている
※ ”SALSH”を通じて、日本企業の『サステナビリティ経営』やCSR活動を後押しすることを意図している
※ インド現地での動きについては、出張の総括動画をご参照

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1.違和感

先日とある経営者の方と話をさせてもらい、自分なりに色々と考えさせられた。

・サステナビリティ経営のもとで社会が向かっていっている方向性には違和感ない
・サステナビリティはとことん追求するべきである
・ただサステナビリティに向かっていくに当たっての「方法論」や「時間軸」には違和感を覚えることがある
・方法論は、かなりの各論であるが、例えば「EVが普及するとCO2は本当に減るのか?」などの疑問はある
・サステナビリティの追求は、長期的に見て良いことであっても、短期的には「痛み」が伴うことがある
・「短期的な痛みは致し方ない」とする考えも分かるが、その痛みの種類や、「短期」と言われるその期間の長さ次第では、持ち堪えられない業界も出てくる

このようなサステビリティに関わる「違和感」を教えてもらえるのは、私としてはとても参考になる。

2.時間軸

サステナビリティは地球全体の問題であるため、皆で一定のコンセンサスを持つ必要がある。ただその一方で、全員が同時に納得できる「時間軸」など、あろうはずがない。

ただこの経営者のコメントを受けて、私自身、多少頭の整理が進んだ部分がある。

・サステナビリティにおいて、どういう時間軸で何を達成したいのか
・それを達成するために発生する「痛み」は何か
・その「痛み」はどこまでの深さであれば許容できるのか
・その「痛み」はどういう時間軸で訪れれば許容できるのか

上の内容を、まずは「自社」を主語に考え、次に「業界」を主語に考え、更には「自国」を主語に考え、最終的には「世界全体」に当てはめていくと、論点も整理されていく。

周りからの意見をどんどんと取り入れながら、”SALSH”も更なる成長を重ねていきたい。

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