【インド新規事業立ち上げ物語】(第31話)話を前に進めていく


※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。

少し前の投稿で触れたインドの開発会社とのやりとりが本格化している。私としても期待していて、ワクワクしているが、一方で、お互いに相手と仕事をするのは初めて。なので、しっかりとお互いのことを理解しながら、こちらの主張は伝えながら、良いものを作っていくべく努めている。

この件に限らず、どのようなビジネスにも付きまとうことかもしれないが、直近でこのインドの開発会社とやりとりをする上で私が気を付けていることについて少々触れていきたい。

1.全体感の中で今どこにいるのか

xxまでにAをする
xxまでにBをする
xxまでにCをする
xxまでにDをする

どのようなプロジェクトにも、このようなタイムラインは存在する。ガントチャートを使って管理している人もいるかもしれない。全ては連続するプロセスであり、各過程にはバッファーが設けられていたりするが、ある箇所が極端に遅れてしまうと、全体工程が後ろ倒しされることを意味している。

「今何をするべきか」「次に何をするべきか」はもちろん大事なことであるが、常に全体工程を示しつつ、「全体感の中で今はここにいる」ということを、必ず相手と確認するように心掛けている。

2.ボールは返し切る

上に記載したA、B、C、Dで、例えば、先方がA → その次にGoziokiがB → その次に先方がC → その次にGoziokiがD、という順序で作業が発生していたとする。この場合、先方がAを終えた後は、Goziokiが「Bをやる」というボールを持つことになる。Goziokiがそれを完了することで、次は「Cをやる」というボールが先方側に渡る。

ただこの際に、Goziokiとしては「Bは完了した」との認識であっても、先方は「GoziokiがまだBに取り組んでいる」と思っていたら、いつまで経ってもCが着手されないことになる。Goziokiとしては、「実はまだBは終わっていないのではないか?」と突っ込ませる余地を残さないようしっかりと中身を詰めて、ボールを返して、「ボールは返していますよね」とハッキリと主張していく。

「ボールを返し切る」必要がある。

3.リマインド

交通事故は、仮に100%相手の責任だったとしても、そもそも遭遇したくないものである。プロジェクト進行上のトラブルも同じで、仮に自分に落ち度がなかったとしても、トラブルが起きることは自分にとってはデメリットでしかない。

なので、プロジェクトのやりとりの中では、自分たちがボールを返し切ったからといって気を抜くことなく、「次のプロセスがちゃんと進んでいるのか」「スケジュールに対して遅れは出ていないのか」、気にし続けることになる。そのためには、しつこいぐらいに相手に対してリマインドも行っていく。

このようにGoziokiでは、立ち上げ準備中の「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」である”SALSH”に関し、話を前に進めること、この一点に集中して、今日も取り組んでいくのである。

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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第23話)概念図
【インド新規事業立ち上げ物語】(第19話)「現場感」と「現場力」
【インド新規事業立ち上げ物語】(第18話)インドは15年前の中国である(?)