【インド新規事業立ち上げ物語】(第25話)最近の若者は・・・
※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はとても綺麗なインド・ベンガルールのケンペゴウダ国際空港)
1.アリストテレスの時代から
中年のおじさんが「最近の若者はなっとらん!」と文句を垂れる構図は、アリストテレスの時代から変わっていないと言われることがある。これは2つのことを指し示している。1つは、少し時代が変われば価値観も変わるということ。もう1つは、人間は自分と異なる価値観をなかなか受け入れられないということ。
それでも時代は絶えず変化するものなので、価値観が変化するのはある意味当然のこととして捉えていく必要があるのかもしれない。
2.今の若者たち
ところで2023年現在、「最近の若者」たちはどうであろうか。私が大学を卒業して社会人になったのはもう今から18年前のことなので、私には分かりようもないことなのかもしれない。仮に「10年を1サイクル」として価値観が大きく変わるとしたら、今の新卒社会人は私と価値観が2サイクル(2周)異なる。
ただ、偶然にも「最近の若者」の思考を垣間見る機会に恵まれた。
Goziokiでは”SALSH”(サステナビリティ教育・支援プラットフォーム)の立ち上げ準備を進めているが、その一環で、様々な日系企業のサステナビリティ取り組みをヒアリングさせてもらっている。そこで度々話に挙がるのが、「最近の若者」のサステナビリティに対する感度の高さである。
3.心強い
企業で採用を担当する人と話すと、「サステナビリティ、CSR、SDGsといったことにどれくらい取り組めているかは、今の学生が企業を選ぶ上での重要なポイント」といった話が出てくる。
入社した後も同様である。某製造会社で、「入社1-3年目の若手社員たちが、CO2削減に焦点を当てた製造工程の見直しを社内で提案してきた」という話もあった。
少なくとも私は大学生の頃、就職に際して、CSR(当時はSDGsという言葉はまだ存在していなかった)は企業を選ぶ上での重要な指標ではなかった。
「最近の若者」たちは変化している訳であるが、『サステナビリティ経営』の浸透が求められる時代にあって、若手社員たちがボトムアップでこのような動きを取れることは、心強いばかりである。
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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第23話)概念図
【インド新規事業立ち上げ物語】(第19話)「現場感」と「現場力」
【インド新規事業立ち上げ物語】(第18話)インドは15年前の中国である(?)