【CEOブログ】「行き当たりばったり」を繰り返し5期目に突入 #044

8月決算のGoziokiは4期目を終え、2022年9月から5期目に突入している。毎年のことであるが、このタイミングで振り返りを行いたい。

1.これまで述べてきたこと

これまで述べてきたことをまとめると、上の表のような内容になる。コロナ(2020年〜)や、ミャンマーのクーデター以降の情勢変化(2021年〜)に対応しながら、今を迎えている。

【1期目終了時】 https://gozioki.com/2019/08/289/
【2期目終了時】 https://gozioki.com/2020/08/701/
【3期目終了時】 https://gozioki.com/2021/09/1338/
【2021年終了時(4期目途中)】 https://gozioki.com/2021/12/1367/

2.「行き当たりばったり」な中でブレなかったこと

大企業のように美しく「社会課題の解決」をテーマとして掲げたいところであるが、大企業ではないGoziokiにとっては、時には「存続すること自体」が活動の目的にならざるを得ない局面もある。中長期での崇高なビジョンではなく、目先のキャッシュフローに捉われることも多々ある。その結果として積み重ねてきた仕事は、客観的に見れば「行き当たりばったり」なのかもしれない。

但し、それがGoziokiにとっての「速いスピードで変化する時代への適応」であったことも1つの事実である。

また過去4年間であっち行ったりこっち行ったりを繰り返す中で、唯一ブレなかった軸が『グローバル』と『教育』である。これは創業時からのGoziokiの発想の核であり、『グローバル』か『教育』、このどちらかの要素、もしくはその両方の要素を含む事業にしか関わることはしなかった。

3.Goziokiの強み

言い方や使用している言葉は違えど、Goziokiの強みは「現場力(現場での各種関係構築・情報収集)」と「戦略策定・推進力」、この2つであるとこれまでも主張し続けてきた。創業から4年を経た今でもその気持ちは変わらないが、コロナとミャンマークーデターのインパクトがあまりにも大きく(もちろんこの影響で大変なのは弊社だけに限った話ではなく皆同じであるが)、「変化への適応力」も小さい組織ながら(小さい組織だから?)身に付いた力であり、自分たちでも自信を得るに至った。この先何が起きたとしても、生き延びる術を見出すことができるのではないかと思っている。

4.これからのGoziokiと2つの方向性

5期目はどうするのか。ポイントは2つあり、最初の表にも記載ある「事業の多角化」と「関わり方の多様化」である。

(1)事業の多角化

『グローバル』と『教育』の軸はブラさないが、取り組み領域は次々と拡げていきたい。

(2)関わり方の多様化

「自社アセットの保有」は3年前から述べていて大きく進展がないのでお恥ずかしいところであるが、敢えて恥を覚悟で今年も繰り返し述べたい。Goziokiは「サービスを構築すること」が得意とはあまり思えないが、一方で先に述べた通り、戦略策定を行ったり、既存事業のグローバル化を促進したりといったところに強みはある。Goziokiが支援しているプロジェクトのオーナーに自らなるなどして、事業への関わり方を変えるきっかけとしていきたい。

5.大事なことは何か

5期目もまた、終わってみたら「行き当たりばったり」になってしまうかもしれない。ただそうだとしても、それが「不正解」なのかどうかも分からなくなってきている(笑)。都合の良い解釈かもしれないが、時代の変化に適応しているという意味では「正解」なのかもしれない。

今回の投稿の中でも「時代の変化」という言葉が度々登場しているが、私自身、実際にコロナとミャンマークーデターに直面するまでは、経営者という立場で、本当の意味での「変化」を肌で感じることはなかったように思う。これまでも色々なことがあり、そしてこれからも色々なことが起こるであろう。結果として「行き当たりばったり」になるかもしれない。ただ1つ1つの変化を察知し、真摯に向き合い、深く考え、努力を重ねることで「適応」していくことはできるであろうし、それこそが今の時代にあっては「前進」を意味するものなのかもしれない。

それではまた、5期目終了時の振り返りでお会いしましょう。


(2022年7月、インドネシアにて)

#Gozioki #CEOブログ