【インド新規事業立ち上げ物語】(第3話)ESGは贅沢品である。
※CEOブログの一環としてGozioki代表の吉田が執筆しています。(写真はインド出張3日目、GurugramのCyber Hubにて)
1.フィードバック
前回の投稿で触れた”SALSH”という「サステナビリティ教育・支援プラットフォーム」構想をGozokiでは掲げているが、最近ではなるべく多くの人にこの考えを説明するようにしている。人に説明することで自分の頭の整理が進むということもあるが、何よりも、話を聞いた相手から受け取る様々な角度からのフィードバックにもっとも価値がある。
それらフィードバックによって、ビジネスモデルがブラッシュアップされて昇華していく。まだ構想の初期段階にある今は、毎日のようにビジネスモデルが変化しているが、これはプロセスとして必要なことと捉えている。
現在、新規事業立ち上げの一環としてインドに出張中で、多くの方たちと意見交換をさせてもらっていて、その中であったフィードバックを1つここで紹介したい:
『ESGは贅沢品である。』
※ESGは近年の経営で重要とされる環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を合わせた言葉
2.誰のためのサービスか
SALSHでは、【A】学びを得ていく側と、【B】学びのためのコンテンツを提供する側がいる。【A】は学びを得るために対価を支払う者である。
また【A】支援を提供する側と、【B】支援を受け取る側もいる。【B】から【A】に向けたプロジェクト情報が流れていくことで、その対価として【B】は支援を受け取る。
この際【A】は最初の段階では日本を想定しているが、先々では多国展開を図りたい。同様に【B】は最初はインドを想定するも、その後はこちらも多国展開を図りたい。
3.なぜ贅沢品なのか
ここで先ほどの『ESGは贅沢品である。』発言に戻りたい。
今日食べないと餓死してしまう人からすれば、目の前にある食べ物がオーガニック食材であるか否かは問題ではない。オーガニック食材を好んで選んでいる人は、そもそも「選択肢がある」という非常に恵まれた状況にある。
これと同様に、ESGを声高に主張する人は、おそらく今この瞬間、生活の危機に晒されている人ではない。ESGは最低限の生活が約束されている人が取り組む課題であり、その意味では「贅沢品」なのである。
Goziokiが考えるSALSHでは、インドが【A】になる展開も考えていきたい。ただESGが贅沢品であることを踏まえると、今すぐという訳にもいかないのかもしれない。あるいは逆に「今すぐに取り組むことで、中長期的にインドに於いてサステナビリティ教育が根付くことが期待できる」とする考え方もあるのかもしれない。
Goziokiの模索はまだまだ続く。
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<過去記事>
【インド新規事業立ち上げ物語】(第1話)なぜインド?
【インド新規事業立ち上げ物語】(第2話)”SALSH”