【CEOブログ】「2020年代」こんな時代になります #017

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

「2020年」という新しい一年が始まりましたね。そして「2020年代」という新しい10年間が始まりました。そこで今日は、「2020年代」について考えていきたいと思います(私がYouTubeチャンネルはじめ、様々なところでこれまでも述べてきている内容と同一になります)。

1. 時代には「波」がある

私は、時代の流れには「波」があると思っています。「科学的根拠」や「統計的な検証」に基づいている訳ではなく、あくまでも「個人的な感覚」ですが、10年毎の時代のトレンドを以下のように見ています。

【1980年代】
『金融』の時代

【1990年代】
『IT』の時代

【2000年代】
『環境/ECO(エコ)』の時代

【2010年代】
『ヘルスケア』の時代

【2020年代】
『教育』の時代

【2030年代】
『ロボット』の時代

ここでひとつ補足しておきたいのは、上の記載は、それぞれの時代に於いて「何が重要であるか」ではありません。「ヘルスケア」や「教育」と書いてあることからも分かる通り、上に記載してあるものは、全て、「今も、これまでも、これからも」、時代に関係なく、重要なものです。では、上の年代毎の分類は何を意味しているのでしょうか。これは、それぞれの時代の中で「ビジネスという切り口で見た際に、拡がりを見せる業界」を記載しているものになります。

2. 時代は変化している

【1980年代】
特に「プラザ合意(1985年)」以降、金融システムが一気にその複雑化を増しました。

【1990年代】
「一人に一台のコンピューター」や「インターネットの存在」が当たり前になりました。「Windows 95」の発売も象徴的な出来事です。

【2000年代】
1997年の京都議定書に基づく排出権取引が始まったのは2008年です。ハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオが、高級車ではなくプリウスでアカデミー賞の会場に登場して話題になりました。アル・ゴアが、環境活動を認められIPCC(気候変動に関する政府間パネル)と共にノーベル賞を受賞したのもこの年代です。

【2010年代】
世界の中でも特に少子化・高齢化が進んでいる国である日本に住む我々は、いつもニュースで「国の医療費40兆円」という話を聞かされています。アメリカ人は2010年代に、「オバマケア」という言葉を何回聞かされたことでしょうか。増える人口、延びる寿命、それらを支える制度としての「医療」。2010年代ほどヘルスケアがクローズアップされたことはありませんでした。

3. そして2020年代へ

飽く迄も個人的な見解ですが、2020年代は『教育』の時代だと私は思っています。

日本を見てみましょう。お金を持っているのは高齢者です。高齢者は「どこ」にお金を使いたいでしょうか。孫に対してです。孫の「何」にお金を使いたいでしょうか。「教育」です。そして少子化で子供の数が減っていますから、子供一人当たりに費やされる教育費は増えていきます。少子化ですので、パイ自体は小さくなりますが、教育ビジネスが活発に動いていくことは間違いありません。

もう少し視野を広げてアジア全体を見てみましょう。アジアは世界人口の6割を抱える地域です。人口も伸びています。生活水準も上がってきました。生活が安定し始めた人たちは、次に「何」にお金を費やしたいと考えるでしょうか。「生活を安定させる」ことができた人たちの、次なる要求が「知的レベルを上げる」ことに向かうことは、これまでの歴史が証明してくれています。アジア全体を捉えても、『教育』は重要になってきます。

2030年代についても考えるところはありますが、そこまで先のことになると、今回の投稿の趣旨から逸れるので、未来予想はここまでで留めておきます。

4. Gozioki

私は元々『教育』に大変興味があり、そのためにGoziokiの事業に取り組んでいます。必ずしも、時代の流れを読んで、今の自分がある訳ではありません。一方で、客観的に考えて、「2020年は教育の時代」とも思っています。そういう意味では、「たまたま自分が強く関心を持つこと(教育)に対し、時代が味方してくれている」と感じています。この追い風(と私が勝手に思っているもの)に上手く乗り、2020年代、Goziokiは益々飛躍していければと思います。