【CEOブログ】1万6千を超える島からなる国インドネシアとは
11月末に久しぶりにインドネシアに行ってまいりました。同じ会社メンバーの赤尾さんと一緒でした。
1. 巨大国家と一極集中
インドネシアは中国、インド、アメリカに次ぐ世界4位の人口規模を誇る国家であります。なので、私の中ではいつでも「巨大国家」のイメージが強いです。日本ではバリ島があることで有名かもしれません。
人口が多い国ですので、中国やインドと同様に貧富の差は激しく、経済成長は首都ジャカルタに一極集中しています。ジャカルタの人口は約1,000万人ですが、これは第二の都市スラバヤの3倍以上です。GDP規模では、ジャカルタはスラバヤの約5倍あります。
そんなジャカルタですが、「地盤沈下」に関連したニュースを目にすることが多いですね。イギリスBBC放送に「世界で最も早く水没する都市」として取り上げられてしまったこともありました。
「経済と政治の分離」、「交通渋滞解消」、「地盤沈下対策」、これらを総合的に勘案した結果として、インドネシアでは「2024年、東カリマンタンへの首都移転」が進められていきます。
(↑ジャカルタの空港第3ターミナルはとても綺麗です)
2. 宗教(特徴1)
ここからインドネシアの二大特徴を見ていきたいと思います。
まずは宗教です。インドネシアは世界最大のイスラム教国家です。イスラム教というと中東をイメージされる方も多いかと思います。中東は確かに地域としてはイスラム教徒が多いですが、「単一国家に於ける信者数」で見るとインドネシアが世界一です。イスラム教信者の数が2億人を超えている国家は他にはありません。
アジア、特に東アジアでは「仏教」のイメージが一般的に強いかもしれません。ただインドネシア以外にも、パキスタンやバングラデシュが大きなイスラム教国家として存在しています。
Goziokiのビジネスと関連したところでは、ミャンマーやカンボジアなど仏教国との繋がりが多いのですが、インドネシアでビジネスを広げる上ではしっかりとインドネシア人の生活習慣に目を向けてあげることが重要になってきます。
3. 分散(特徴2)
インドネシアの国土面積を見てあげると、その広さは世界で14番目、アジアでは中国とインドに次いで3番目、東南アジアでは最大となります。しかしインドネシアと言えば、やはり何よりも特徴的なのは島の数です。インドネシア領土となる島の数は1万6千とも1万7千とも言われています(国連で確認されているのが16,056島、インドネシア政府の発表は17,508島、人工衛星を使って数が数えられている)。この島数は、もちろん、単一国家として世界最大の数です。
インドネシアは地図上で見てあげても地理的に分散しているのが一目瞭然で、東端はパプアニューギニアと国境を共にしています。ジャワ島以外にもバリ島やロンボク島など、一定規模を有する島が複数あります。経済はジャカルタに集中しつつも、海を跨ぐ地理的分散がある中で、国内での文化や人の交流には実は限界があったりします。
ビジネスで海外進出する際、国よっては、その国の経済の中心地さえ押さえておけば、ビジネス展開の基盤をすぐに築ける場合があります(もちろんこれはビジネスの中身にもよりますので、一概に言えることではないですが)。ただ現在Goziokiが取り組む「教育・人材」の場合、インドネシアでは「各地域を点で押さえる」動き方も肝要になってきます。
インドネシアでGoziokiの動きが活発になってきましたら、またこのページで取り組み状況を紹介させてもらえたらと思います。