【CEOブログ】ミャンマーとカンボジアはこんなに違う!!
1. タクシー・アプリ
私はミャンマーのヤンゴンと、カンボジアのプノンペンに行くことが多いです。ミャンマーとカンボジアの2カ国がどこまで違うのか、行ったことがない人だとなかなか想像が難しいかもしれません。
どちらも東南アジアに位置しており、どちらも国民の90%近くが仏教徒である仏教国であり、「この両国がそこまで違うのか?」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。実は意外と人々の性格は異なるのです。
ヤンゴンでもプノンペンでも、タクシーを捕まえる際にはアプリを使うのが主流です。ミャンマーの場合はGrab、プノンペンの場合はGrabに加えてPassAppが使われます。時々、携帯の電池が切れている、またはアプリで上手くタクシーが捕まらないなどの理由で、直接道で車を止めて運転手に行き先を伝えることがあります。その時の運転手の反応の違いが、ミャンマーとカンボジアの違いを説明する上で最も分かり易い例かと思います。
2. カンボジアの場合
プノンペンでタクシーやトゥクトゥク(三輪タクシー)を捕まえようとすると、すぐに捕まります。行き先を伝えると「分かった、分かった」と言ってすぐに乗せてくれます。ただしばらくすると、間違った方角に進んでいるような気がして運転手に確認をすると、運転手は目的地を正確に把握していなかった、このようなことはよくあります。運転手が分かったつもりになっていたのか、それともとりあえず動き出せば何とかなると思っていたのか、そこまでは分かりません。何れにしても、カンボジア人はフットワーク軽く動いてくれます。ただし動き出した後はフォローが必要ということです。
3. ミャンマーの場合
ヤンゴンでタクシーを捕まえようとすると(ヤンゴンにトゥクトゥクはありません)、すぐに捕まります。ただし運転手に行き先を伝えようとすると、「それは●●の近くか?」「●●通りと●●通りの交差点に行けば良いのか?」と相手が目的地を正確に把握しようと努めます。場合によっては、目的地が正確に理解できなかったという理由で、乗せてもらえないこともあります。ミャンマー人は日本人に似て慎重であり、場合によっては「初動が遅い」ということが言えると思います。ただし、ある程度理解した上で行動を取っているので、動き出した後のフォローは少なく済みます。
4. 特性に合わせて付き合う
このように、「フットーワークは軽いが動き出した後にはフォローが必要なカンボジア人」「初動は遅いが動き出した後のフォローは少なく済むミャンマー人」と、特性が明確に分かれています。一緒に仕事をする際は、カンボジア人とは後で時間を掛ける、ミャンマー人とは最初に時間を掛ける、という付き合い方の違いはあれども、両国の人たちの能力面での差分はそこまで感じることはありません。現在Goziokiでは外国人材の紹介をお手伝いしておりますが、人材募集を行なっている企業が求める職種に応じて人材の特性を勘案した上で、適材適所で紹介できるよう努めています。